「沖縄県民」の起源――戦後沖縄型ナショナル・アイデンティティの生成過程1945-1956

2017年刊。坂下 雅一 著/本体7500円/A5判上製/448頁/ ISBN978-4-8420-6588-5

◆沖縄のナショナル・アイデンティティはいかに生成されたか◆
「日本への帰属」と「琉球・沖縄人の自己決定」が絡み合う沖縄のナショナル・アイデンティティ。その生成過程を社会学的に考察する。


書籍 主要目次
序章
第T部
 第一章 理論的前提◇事件史的ナショナリズム分析の視座/分析枠組の設定
 第二章 前史――近代沖縄型「ネーション」の生起◇論述の前提/グローバル・リージョナルレベルの「世界観」の転換と琉球・沖縄/「民族内民族」としての「琉球民族」の誕生と「自治」「沖縄県民」
 第三章 舞台――「戦時占領期」の政治・社会と「我々観」の揺らぎ◇戦争被害と基地建設、統治政策と生活世界の変動/「我々観」の揺らぎ
第U部
 第四章 「自治」「経済自立」理念の表出(1945-1950)◇1940年代における「自治」「経済自立」理念の登場/1950年代における「自治」「経済自立」理念の展開
 第五章 「脱基地経済」理念の生成と「自治」の「高揚」(1951-1952)◇始動する「経済自立」の「脱基地経済」化/米軍主導の政治制度改革に対する幻滅と「自治」の高揚
 第六章 「復帰」理念の表出と高揚(1951-1952)◇「復帰」の「構造要因」/「復帰」の表出・高揚の事件史的展開過程
 第七章 「自己決定」の行方――「離日」消滅と複合ヴィジョン再生◇「離日」の消滅/複合ヴィジョン再生に伴う「自己決定」のリフレーミング
 第八章 抵抗主体としての「沖縄県民」の生成(1952-1956)◇1950年代中頃の政治情勢/土地闘争と「復帰」の高揚、「沖縄県民」の再表出・再主流化
終章
補説 「自治」「経済自立」のナショナリズム思想史的起源