2023年刊。 小田桐確 編著 / 定価(本体5,500円+消費税)/ A5版上製/264頁/ ISBN978-4-8420-5587-9
◆安全保障化論の意義と限界を明らかにする◆
外交は通常言葉を介して行われる。「安全保障(security)の政治」について、言語行為としての側面から体系的分析を試みたのがコペンハーゲン学派の「安全保障化」論である。
過去四半世紀の研究蓄積を再検討し,安全保障化論の意義と限界を明らかにする。
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主要目次 序章 安全保障化論の構図―――――――――――――――――――小田桐確 ■第1部 安全保障化の諸相 第1章 気候変動問題の安全保障化?――――――――――――――横田匡紀 第2章 HIV/AIDSの安全保障化―――――――――――――溝口 聡 第3章 安全保障化としての英国の対中脅威認識形成過程―――――永田伸吾 第4章 安全保障化とメディア―――――――――――――――――金 樹延 ■第2部 安全保障化論の課題と展望 第5章 コペンハーゲン学派の批判的再検討――――――――――今田奈帆美 第6章 ホッブズにおける安全保障政策の基本原理――――――――大平道広 第7章 経済における安全保障化の逆説―――――――――――――岸野浩一 第8章 言語行為としての安全保障化――――――――――――――岸野浩一 第9章 安全保障化理論の再構成――――――――――――――――岡本 至 第10章 戦後日本の「自己安全保障化」防衛政策―――――――――岡本 至 |