2020年刊。 志田淳二郎 著 / 定価(本体6,300円+消費税)/ A5版上製/304頁/ ISBN978-4-8420-5579-4
■第26回アメリカ学会清水博賞受賞!!■
◆21世紀国際秩序の動揺期にとりうる外交・安全保障政策を展望する◆
冷戦の起源論やデタント研究が進む我が国の冷戦研究上の空白である冷戦終結論を埋め、米国外交史研究に新たなジョージ・H・W・ブッシュ政権の外交論を加え、さらには、21世紀国際秩序の動揺期にとりうる外交・安全保障政策を展望する。
◆◆◆ Booksからウェブ書店を通じて注文する Booksの書店バナーよりご注文ください ◆◆◆
|
主要目次 序 章 ジョージ・H・W・ブッシュ政権のドイツ政策 問題の所在/研究の視点/本書の課題、資料構成 第1章 歴史的背景 二度の世界大戦の終結/冷戦と米欧関係の展開/レーガン政権期の冷戦 第2章 ブッシュ政権の始動 ブッシュ新政権の陣容と課題/ゴルバチョフの<新思考外交>/ブッシュ政権の外交政策方針 第3章 西側同盟と軍縮の間 INF全廃条約後の欧州安全保障/SNF近代化をめぐる同盟内政治/CFE交渉への米国のアプローチ 第4章 ヤルタからマルタへ 東欧の脱共産主義化/ベルリンの壁崩壊/米ソマルタ首脳会談 第5章 在欧米軍駐留の方針 ブッシュ政権の欧州情勢認識/大西洋主義下の米欧関係維持/ブッシュ政権の一般教書演説 第6章 「2プラス4」という解 「10項目提案」とその余波/「重要なのは東西ドイツだ」/米国の「2プラス4」交渉方針 第7章 ドイツ統一問題の決着 在欧SNF配備問題/NATO再定義問題/ドイツ統一、ソ連解体、冷戦終結 終 章 国際秩序の再編と米国外交 要約―ブッシュ政権はいかにドイツ統一に対応したか/評価―選択的関与政策としての米国のドイツ統一政策/教訓―我々は歴史から何を学ぶか |