国際文化交流と近現代日本 ――グローバル文化交流研究のために

2020年刊。 芝崎厚士 著 / 定価(本体5,800円+消費税)/ A5版上製/288頁/ ISBN978-4-8420-5578-7

◆20年の研究成果を踏まえ今後の研究方向を提起◆
国際文化交流の現場で起きているのは「未知《と「未知《との出会いである。国際文化交流を未知同士の出会いにおける相互の絶えざる変容のプロセスとして捉えることが、考察の出発点となる。


書籍 主要目次

第一部 理論的展望と歴史的前提
 【第一章】 緒論 国際文化交流からグローバル文化交流研究へ
   国際文化交流研究の20年/「国際文化交流《研究の自律性と自立性/国際文化交流研究における固有の目的・独自の視点/「感染《「体験《としての文化と文化の出会い
 【第二章】 対外文化政策思想の展開
   国際文化事業としての対外文化政策――戦前・戦中期/国際文化事業としての対外文化政策――戦後期/ネオリベラル化と市民社会化――冷戦後からポスト冷戦後へ
 【第三章】 戦前期の日米学生会議――「リンカーン神話《の実像と効用
   創設/会議の「成功《と制度化の進展/「リンカーン神話《の実像と効用

第二部 近現代日本におけるグローバル文化交流の胎動
   【第四章】 「国際交流のつどい《から「多様性をともに支え合う社会作り《へ
   北海道国際交流センター(HIF)開催に至る過程/南北海道国際交流センターから財団法人北海道国際交流センター(HIF)へ/21世紀のHIF
 【第五章】 箱根会議(1988-97)研究序説
   箱根会議の基本的性格/研究方法/箱根会議の概要/創設課程/箱根会議の開催課程前史/第一回会議の準備過程/第一回会議以後の動き/その後の展開/箱根会議の歴史的意義、現代的意義
 【第六章】 「グランド・デザイン論《から「カタリスト論《へ――伊藤憲宏の国際交流思想
   国際関係思想としての「カタリスト論《/「グランド・デザイン《論/「カタリスト論《、仮面論

第三部 国際/グローバル文化交流の理論と思想
 【第七章】 翻訳、文化、人間――柳父章と国際関係研究
   柳父章について/書評対象の概要と柳父の基本的な視座/三つの鍵概念
 【第八章】 脱国民国家の思想からオルター国民国家の思想へ――入国民国家の思想を手がかりに
   「入国民国家《から脱国民国家を見る/朝永三十郎における「入国民国家《の思想/田中耕太郎における「入国民国家《の思想/オルター国民国家の思想へ